自宅サーバー日記 新川俊一

WEBサーバー機第1弾

最初に建てたWEBサーバー機は普通のデスクトップPCだった。
1万円以下で買った中古PC。
ストレージはHDD。
ケースは金属でいい感じだったが、安い中古PCだったので万が一の火災などが心配で留守をする時つけっぱなしにはできなかった。
サーバーを建ててみる、というのが第一目的だった。

WEBサーバー機第2弾

第2のサーバーはおととしのことだ。
本格的WEBサーバーを目指した。
買ったのはCPUがサーバー専用のXeon。
PCはサーバー専用機だったが中古品であった。
ストレージはHDD。
稼働させていたが数ヶ月したら朝、勝手に再起動を繰り返す。
故障であった。
ログファイルも壊れていた。

WEBサーバー機第3弾

minipc picture

そしてこれが現在のWEBサーバー機。
ミニPCである。
これは安価で新品で買った。
ストレージはSSD。
しばらくubuntu desktopを起動していたがサーバー機に転用した。
壊れやすい電源ユニットは無くACアダプターである。
ただ夏、留守中に冷房を効かすのはいやな方なので夏、熱を持って壊れないか今、心配である。 このミニpcは音は全くしない。
ファンの音もしないから初期のラズパイのようにファンレスのPCと思われる。

電源

普通のデスクトップPCには電源ユニットというものがある。
サーバー専用機は高価だ。
中古もあるがやはり電源ユニットがある。
この電源ユニットに100ボルト程度の電圧をかけるわけだが高電圧のため危ないし絶えずファンを回して風を送り冷却してなければならない。
火災のリスクも無いとは言えず、また壊れやすい。
その点ACアダプターは危険度が減る。
100ボルトを変換して006P乾電池程度の12ボルトぐらいに変換してPCに送り込むからだ。
故障率も電源ユニットに比べて断然低い。
ミニPCのほとんどはACアダプターである。
ACアダプターも熱をいくらか持つが幸い僕のミニPC・WEBサーバー機のACアダプターはほとんど熱くはならない。

PCケース

pc case picture

ミニpcサーバー機は上の写真のように積み重ね式PCケースに収めた。
ケースは金属製で熱を逃がす。
ちょっとした安心感を感じられたのは僕だけだろうか?
ちなみにこの稿のWEBはこのミニPCサーバーから発せられている。
このミニPCが故障したらこのホームページは消える。

サーバー機に向いてないPC

ノートパソコンはACアダプターである。
しかしノートパソコンには可燃物であるリチウムイオン電池が積まれている。
火災のリスクがある。
加えてノートパソコンは24時間駆動は想定されていない。
壊れたり火災のリスクがある。

サーバーとは?

普段WindowsやLinux DesktopやMacに慣れている私達がサーバーを立ち上げた時その使用法が異なるので戸惑う。
必要な時だけキーボードを操作するのではなく、必要でなくても1週間に1回くらいはメンテナンスが必要だ。
最大の仕事はソフトウェアの更新だ。
自動ですることもできなくはないが手動でやると思ったほうが良い。
更新後、そのサーバーを再起動する必要があることもしばしばあるからだ。

採用OS

サーバーに使えるOSには色々ある。
主なものを挙げると

LinuxはWindowsマシンで動作するUnix系OS。
debian系とRed Hat系があるがコマンド体系が少し異なる。
僕はデスクトップ版Ubuntuの愛用者なのでこの稿ではUbuntu Serverを採択して話を進める。

本

本にはサーバーの知識が体系的にまとめられていて、あると便利である。
僕は「Ubuntuサーバー徹底構築」という本から多くを学んだ。
この本は今では電子書籍しかない。
中古本なら紙のものもあるようだ。

インストールメディアの作成

ubuntuの公式サイトにアクセスし、最新のubuntu serverのISOイメージファイルをダウンロードする。
LTS版が良い。
LTS版ならサポート期間は5年、それ以外は半年だからだ。
デスクトップ版ubuntuはDVD-Rの4.7ギガバイトを超えるからUSBメモリなどでインストールメディアを作るしか無いが、 ubuntu serverは今のところは4.7ギガバイトを下回るので今回はDVD-RにISOイメージファイルを焼くことにする。
ISOファイルが4.7ギガバイトを超えないことを確認し、デスクトップ版ubuntuならbraseroアプリで、windowsならISOファイルを マウスで右クリックし、メニューからディスクに書き込む。
サーバーのインストールメディアができたなら、サーバー機につないだ外付けDVD機器にそれを入れ、 サーバー機のブートメニューをファンクションキーなどで開いてDVDを起動していくことになる。

MACアドレスの確認

ルーターを使ってIPアドレスを固定化する時MACアドレスが必要となることがあるのでサーバーをインストールする前に サーバー機器のMACアドレスを調べておこう。
MACアドレスとはハードウェアアドレスとも呼ばれ機器固有の番号である。
例えばパソコン1とパソコン2とではMACアドレスは違う。
MACアドレスは機器の工場出荷時、決まると思って良い。
MACアドレスはコロン(:)で区切られる6桁の数字である。
各桁は16進数で表され0~FFの値を持つ。
例えば、

3E:60:21:9F:DD:07

のようなものである。
これはWindowsならコマンドプロンプトから、

$ ipconfig /all

で確認できる(物理アドレス、などと記載されている)。
サーバーをインストールしてWindowsを上書きしてWindowsを消してしまう前に確認しておこう。
Linuxが載っていれば、

$ ip a

で確認できる。
LANケーブルの方のMACアドレスをメモしておこう。
WI-FIの方のMACアドレスとは別なので注意。
サーバーは安定する必要があるのでできればLANケーブルでつなぎたい。
MACアドレスは取り扱い説明書に書いてあることもある。
機器の背面や側面に記載されていることもある。

IPアドレスとは

IPアドレスとはインターネット上の住所のことである。
普通は1家屋にひとつのグローバルIPアドレスが割り当てられている。
例えば
61.90.125.124
などである。
4桁の数値である。
各桁は0〜255の数値である。
(これらはIPv4と呼ばれている。
最近は家屋数が超加したためもっと桁数などが多いIPv6アドレスも使われている。)
1家屋内に複数のPCなどなどがある場合、個々のPCに対してもIPアドレスが存在する。
これらはプライベートIPアドレスなどと呼ばれている。
例えば、
192.168.1.32
などである。
プライベートIPアドレスは192.168で始まることが多い。
これらはDHCPといって個々のPCに違ったプライベートIPアドレスがルーターにより自動で割り振られるのが普通である。

プライベートIPアドレスの固定化

ルーターのDHCPは個々のPCやスマホに対してランダムにプライベートIPアドレスを割り当てる。
電源を入れた時、毎回同じアドレスとは限らない。
サーバーのIPアドレスが毎回異なっては困ることがいっぱい出て来る。
ubuntu serverも同じアドレス、すなわち固定化されたIPアドレスで構築される。
まずサーバーPCのIPアドレスを決めよう。
例えば、
192.168.1.200
など。
これはDHCPが割り振るアドレス内にあらねばならないだろう。
決めたらルーターの管理画面を別のPCのブラウザで開き、 メニューの固定IPアドレスの項を開いてこのアドレスと以前調べたサーバーPCのMACアドレスを対にして入力する。
MACアドレスの16進値は大文字でなければならない場合と小文字でなければならない場合とがある。
ルーターをクリックにより再起動する。
これでDHCPはそのMACアドレスに対して毎回同じそのIPアドレスを割り振る。

停電

自宅サーバーで怖いのが停電である。
急にサーバーへの電力の供給が無くなる。
サーバーは停止するのはもちろんサーバーが壊れる可能性もある。
UPSを使って停電したらしばらくバッテリーで電力を供給し自動で安全にサーバーをシャットダウンするのは理想だが12ボルトのミニPCサーバーとは違ってUPSは24時間100ボルトで稼働しなければならず、火災のリスクが完全にゼロとは言えない。
そういうデメリットを考えるとバックアップも取っているのだから、サーバーPCを再構築した方が安全だ。
そんなに時間はかからない。
そういったわけで今回の自宅WEBサーバーではUPSは使用していない。


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